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都市対抗野球決勝戦・新日本石油ENEOS−王子製紙春日井

 今日は都市対抗野球の決勝戦を見てきました。対戦カードは新日本石油ENEOS(横浜市代表)−王子製紙春日井(春日井市代表)です。

新日本石油ENEOS 300 000 100=4
  王子製紙春日井 010 000 000=1
スコアボード 王子製紙応援 日石優勝


 携帯のカメラなので画質悪くてごめんなさい。
 左・スコアボード 
 中・王子製紙応援パフォーマンス(近くで撮れなかった……)
 右・新日石の優勝(歓喜の瞬間を見ていて撮るのが少し遅れました)

 試合は初回に大きく動きました。王子製紙の先発・蓬莱投手が乱調。いや、むしろ新日石の先頭・前田のセンター前ヒットで自分を見失ってしまったのか。連続四死球で無死満塁のピンチを招き、中軸に連打と押し出しを与えて3失点、一死も奪えずに降板しました。
 この3点は確かに大きかったのですが、王子製紙は2回裏に反撃を開始。蓬莱投手の後を受けた小町が無安打の好救援を続けていたため、いずれ王子製紙にも流れが来る――と思っていました。
 しかし、新日石の先発右腕・清見投手も優勝のかかった大一番で実力を発揮。ネット裏からも背番号が見えるほど体を捻る変則スリークォーターからキレのいい球を投げ込み、王子製紙打線に付け入る隙を与えません。6回途中まで1失点と先発の役目を果たしました。
 王子製紙は7回一死二塁のピンチを迎えたところで好投の小町から奥村投手に交替。しかし二死三塁でこの奥村投手が痛恨の暴投! 三塁走者が悠々と生還し、王子製紙にとって手痛い失点となりました。

 この試合の鍵は新日石の速球投手・田沢純一がどこで登板するか。先発を回避した以上、救援登板は確実です。王子製紙としては彼が登板する前に追いつきたかったでしょう。
 7回裏、先頭打者・鈴木賢の二塁打と代打青山の死球で無死一・二塁。試合を左右するポイントになるかと思いましたが、後続が敢えなく遊ゴロ併殺と二塁ゴロで無得点。ここで勝負ありでした。
 攻略困難な田沢投手の存在が「早く追いつかねば」という焦りを招いたのでしょうね。直前の暴投による失点がなければ、2点差での送りバントなど攻撃の幅もあったのですが、終盤の3点差では打っていくしかない。王子製紙は最後まで打線が振るいませんでした。
 8回から登板した田沢は別格の投球を見せつけて王子製紙の反撃を断ち、新日石が13年ぶり9回目の優勝を達成。橋戸賞は当然のように田沢が獲得しました。

 この田沢投手、どうもメジャーリーグ、特にレッドソックス入団と一部で報道されています。
 日本のアマチュア選手が日本のプロ野球を経ずにメジャー入りするのを禁止することはできないそうです。彼の進路は今後、日米双方にとって注目となるでしょう。
 米球界となればまず間違いなくマイナー契約からのスタートになると思いますが、逆境を跳ね除けて活躍して欲しいです。

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